「仕事は楽しい」という思想の害悪

私は「仕事が楽しい!」「お金を払ってでも仕事をしたい!」という思想や意見が大変苦手で、嫌悪感すら覚えます。そう言う人とはあんまり付き合いたくないです。

はっきり言って、こんな事を真顔で言える人が居るなんて理解できません。

一時期冷静に「仕事は楽しいのか」と考えて分析したことがあるのですが、どうしても仕事が本質的に楽しいものと結論付けられなかったのです。

以下は私が冷静に考えた内容を記しますが、これらに賛同頂く人が増えて、日本がより良い労働環境を備える国となるように密かに祈っていたりします。

仕事が楽しいという幻想

私は誰かが「仕事が楽しい」と言っていたとすると、それははっきり言って嘘だと思います。なぜなら、仕事が楽しい!という人は経営者に圧倒的に多く、平社員から聞く事がほとんどないからです。

私の感じる気持ち悪さはここにあります。

例えば「仕事は超楽しい!」って言う人に聞いてみたいのですが、無報酬で誰からも注目されなくても、それをやりますか?

  • 会社が倒産しそうで3ヶ月は給料0
  • オフィスも解約するから自宅で仕事
  • 社員は君以外解雇するから仕事は一人でやってね
  • 誰からも褒められないからモチベーション管理は自分でお願い

と言われて、そのまま仕事を続ける人はどれ位いるのでしょうか。そう言われてモチベーションがダウンするのであれば、仕事が楽しかったのではなく

  • 評価をされて、報酬を得られること
  • きれいなオフィスで快適に過ごせること
  • 部下に指示を出せて承認欲求を満たせること

が楽しかったのではないか?と疑わざるを得ません。

であれば、別に「仕事が楽しい!」のではなく、そういった欲求が満たせる事が楽しいのでは??

つまり、「仕事楽しい」のではなく、「仕事で様々な欲が満たせるならば楽しい」のでは??
逆に「仕事で様々な欲が満たせないならば楽しくない」のでは??

そして仮にそういった仕事以外の面が楽しかったのであれば、当然私のような下っ端(てか経営者以外)には共感されません。

下っ端は基本、報酬が搾取され、注目されないのですから。

いっぱい報酬がもらえて注目され、裁量もある上役から「仕事へやる気出せ!」と言われたところで、仕事へのモチベーションなど上がりようもありません。

事実が象徴するように「仕事は楽しい」はたいていトップ周辺で出てきます。下っ端からは滅多に出てきません。やはり出世して人・物・金を動かす裁量などが楽しいのであり、仕事それ自体が楽しいかどうかは疑問だという事です。

つまり、パティシエという仕事が楽しいのではなく、パティシエの「チーフ」が楽しいのであり、別にエンジニアの「チーフ」でも、営業の「チーフ」でも、楽しい可能性が高いと思うのです。それって、仕事が楽しいとは違いますよね??

仕事が楽しい!と安易に言っちゃう人は、ここを認識しておく必要があると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました