工場の生産性を極限まで高めている日本企業にあっても、採用の生産性って最低の位置にあると思っているONIKUMAです。
「年功序列の組織を維持する為に毎年新人を大量に一括採用する、中途はあくまで補助」という方針は効率良いと思いますが、その手段が全然効率的ではないですね。
新卒でも、中途でも、応募者が内定を取るまでに以下のような、面接2,3回の採用フローが設定されるのが普通です。
- 説明会
- 筆記テスト
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
全ての段階でも言える事だと思いますが、説明会と一次面接が著~~~しく効率性が悪くないですか?と私は思うのです。
今回は一次面接の非効率性を説明し、その解決策として「共通一次面接」を記します。
一次面接が非効率なわけ
一次面接の効率性を考える為には一次面接が何のために行われるのか、その目的が明確でないといけません。
はて、一次面接を実施する(応募者にとっては受ける)目的とは何でしょうか?実は、企業によっては全く決まっていない場合があります。一応、一次面接の目的としては以下のようなものが一般的に考えられます。
- 企業が、応募者の実務スキル有無を判断する
- 企業が、応募者の人物像の良しあしを判断する
- 企業が、応募者の考え方・思考法の適不適を判断する
- 企業が、応募者から質問に答える事でその知識を高める
- 企業が、応募者に企業の宣伝をする
- 応募者が、企業の雰囲気を知る
- 応募者が、WEBページ等から得られない企業情報を知る
この中で、一次面接でしかできないモノ(=二次面接や最終面接ではできないモノ)とはなんでしょうか?
それがあるから、わざわざ複数回に分けて面接を実施しているはずで、それがなければ、最終面接一発勝負で全く構わないはず。
その方が一次二次の面接官の人件費は浮きますし、判断もスピーディになり、良い事尽くめです。
しかし
一次面接、二次面接、最終面接で毎回「IT詳しいの?」「なぜこの学部を選んだの?留学したの?」「なぜ当社に応募したの?」と聞かれた
という経験が多かった私からすると、いったい何のために一次面接・二次面接を設定しているのかよくわからない企業がいっぱいあるのではと勘ぐってしまいます。
一次面接の目的が、「一次面接じゃないとダメ!」という項目ではなく、単に「絞り込み」や、「応募者の雰囲気を見る」などの二次面接でも十分に測れる内容であれば
いっそのこと、「共通一次面接会」を実施すればいいんじゃない?と思います。
コメント