ママ社員と独身社員の深まる溝

一番いいのは給与に差をつける事

仕事とは報酬と引き換えに自分のスキルを売る行為であり、会社とは仕事をする場所である。「会社は家族」「感謝の言葉がご褒美」のような日本型管理職が好んで口にする、美しいが中身のない言葉は、むしろ過労死の一因になる。

ヤクルトレディのように、病気だろうが休暇だろうが理由に関係なく、0.5人分しか配達しなかった者は0.5人分の報酬、その穴埋めで1.5人分働いた者は1.5人分の報酬が得られ、同期で3倍の給与差が生まれても当然とされる環境の方が、不公平感が少なく、「量産型ワーママが長く働ける職場」なのである。

やはり、給与の格差は付けてしかるべきでしょう。

子どもを産む事で報酬が下がるリスクが生じるのは仕方がないと思います。その下がった報酬は本来国が各種の補償をするべき事で、私企業や各個人が補償するのは筋が違います。

なぜなら、私企業や各個人間で補償する人・会社と、補償を逃れる人・会社が出てきてしまい不公平になるからです。

  • 若い女性社員が多数を占めるアパレル大企業 = 負担大
  • 若い男性社員や外国人が多数を占める建設業 = 負担小

両者では企業へママ社員への補償を強制する事によって生まれるデメリットを負担する割合がまるで違います。

特にママ社員への手厚い補償を行うアパレル大企業に、若い独身男性が入社したら最悪でしょう。

仮に「ママ社員は残業・営業・外勤もダメ。子どもが病気で休むのは当然。でも、給与・昇進は年齢相応に。不平を言うのはマタハラ。」が成り立つ職場であった場合、

次々に産休に入る若手女性社員の穴埋めに回され、外回りや残業を拒否できず、業務量は増える割に給料はさほど増えず、自分は一向に産休や時短は使えないわけです。

一方でママ社員は時短で内勤に切り替えてもらいながらも自分と同じく昇進し、労働時間当たりの給料もほとんど変わりません。

そしてそれに対して男性社員が文句を言おうものなら「マタハラだ!」と言われるわけです。これは明らかにおかしいでしょう。

そういう状況に腹を立てている人が多いからこそ「資生堂ショック」のような事が起こるわけです。

今後、人口減による労働者人口の減退により人手不足に拍車がかかります。現場では益々人が足りなくなる状況です。

その中でママ社員に対する保護が行き過ぎてしまうと、しわ寄せを食う社員からの反発は益々増えていくでしょう。

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