自分でやる性格診断に意味あるの?

皆さんこんにちは!

就活でも良く語られる「自己分析」ですが、就活でなくても「自分はどういう人間なんだろう?」と、気にする事は誰でも有ると思います。

そこで登場するのがいわゆる「自己分析ツール」です。

↓↓こういうの

やってみると、「あたってる!」と思う事も、「なるほど!」と思う事も多いのですが、論理的に考えると、自己分析ツールを自分で実行するという分析方法は効果が非常に薄いのではないか?と思うわけです。

今回は就活でも深く根付いている「自己分析ツール」について語りたいと思います。

自分で自分を分析できるか?

自己分析ツールは、たいてい自分が紙やWebに回答をするという手段を取ります。インタビューを受けるわけでもなく、自分自身を振り返って「あ~自分はこんな時、どう行動するのかなぁ?」と考えながら各自答えるわけですね。

でも、これって意味あるの?と思っちゃうんですよ。

人間の行動のほとんどは無意識が支配しています。例えば、電車で何処に座るのか、どのような声色で同僚や友人に「おはよう」と言うのか、エレベーターでは操作板の前に立つのか奥に立つのか、ネクタイの色を何色にするのか・・・・これらを常に意識して生活している人はいません。

試しに、今日の下着の柄やネクタイの色、あいさつを交わした人の名前、朝食のメニューを思い出してみてください。(残念ながら私は思い出せません・・・)

つまり日中の行動の大半は意識せずに無意識で行ってしまい、ほとんど記憶していないのです。

だから自己分析ツールの「自分は涙もろい方か?」という問いに対して、過去の行動から自問自答する事は本当に難しい。推測や思い込みで「自分は涙もろい!」と思っていても、実際は冷たい行動を取る人かもしれません。

「おれは情に厚いデキた人間だ!」と言っている割には、ジャイアンみたいに恫喝を重ねてくる上司に会った人は、私以外にも結構いると思います。あっ、ジャイアン自身も「心の友よ~」とか連発してるので「俺って何て友達想いなんだ~!!」と多分思っているかもしれませんね(笑)

つまり、無意識が大量に覆っている状況では、自分の事を自分で分析するのはほぼ無理!と言えるのではないでしょうか。

自分の客観的自己評価は無理

まして、「目立ちたがりである」など他者評価に依存する部分の自己分析は至難の技になります。

自分が重要と思っている事は他人にはどうでもよく、逆に自分がどうでもいいと思っている事が他人にしてみれば重要である事が結構あります。

部下との飲みニケーションを欠かさない事で「自分は部下思いだ」なんて自己評価しても、部下からしたら「自己中の上司が会社の金で飲みたいだけ」と思われてるかもしれません。

それを当事者に聞くでもなく、自分自身だけで正しく自己評価できたとしたら、聖人レベルの修行が必要でしょう。

自己評価よりも圧倒的に大切な他人評価

では、こんなにも自分の事を自分で分析する事が難しいとしたら、就活などで自己分析をやる意味があるのでしょうか?

実は、大いにあると思っています。

それは「自分がどういう人間か」を探るのではなく、「他人から見て自分がどう映っているのか」という部分を探る事に効果的からです。

自分が他人からみてどう映っているか?という情報は非常に大切です。「私ってこういう人だから」は1円にもなりませんが、「あなたはこういう人ですね」はマイナスにも100万円にも1億円にもなるんです。

面接でも昇進でも商売でも重要なのは「私って部下思いです!」をアピールする事ではなく、「あなたは部下思いな人ですね!」と思わせる事です。

「私って部下思いでしょ!」をアピールしても「あなたを部下思いとは思えません」と評価されたら、1円も稼げません。

逆に「私って部下の面倒見よくないですから…」と自分が思っていても「すげー部下思い!」と他人が評価すれば、勝手に稼げるようになるでしょう。

要は、面接や昇進など他人から評価されないと達成できない事に対するツールとして自己分析を使う場合は、「自分はどういう人か?」を知るのではなく、「他人が自分をどう思っているか」を図った方が良いという事です。

自己分析ツールは他人にやらせよう

しかしながら「他人が自分をどう思っているか」について、自分を知る人から効果的に聞きだすのは非常に大変です。

「私は仕事熱心ですか?」と同僚に聞いても、明確な答えはもらえません。なぜなら、質問が漠然とし過ぎているので、「忙しい時はメチャ仕事するけど、暇な時はトコトン仕事しないのは仕事熱心なのかな~?」と同僚は判断に迷うわけです。※ちなみにこれは私の仕事スタイルです

例えば親しい友人から「俺って仲間想いだろ??」と言われたとして、なんて答えましょう。「まぁちょっと冷たい所もあるけど、仲間想い・・・かなぁ??」と曖昧な回答をするのではないでしょうか。

いずれも、質問が広く漠然とし過ぎている為に、私に対する他人の評価を聞きだすというのが非常に難しくなっているのです。

ところが!

「私は仕事熱心ですか?」には答えにくいとしても、「仕事を最優先に考え、自分だけでなく周りに対しても厳しいか?」と聞かれたら、幾分答えやすいはずです。

「俺って仲間想いだろ??」には答えにくいとしても、「俺って友人が困っていたら、自分よりも友人を優先して助けそうか?」と聞かれた方が答えやすい。

つまり、私ってどういう人?と聴くより、私はこの場合にどのように行動すると思う?と聴く方が回答しやすいということです。

そうやって、効果的に聞きだした「他人の評価」と自分でやった自己分析表を照らし合わせると、たいていは全然違う絶望的な結果になります。

しかし、繰り返しますが、重視するべきは「他人の評価」であり、自分で自分を分析した結果は何も生み出しません

【追記】
そして実際に同僚にやって頂いた結果↓↓

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